健康運動指導者の資格習得まで

 

健康運動指導者とは「積極的な健康づくりを目的とした運動を安全かつ効果的に実践指導できる能力を有すると認められる者」で、健康づくりのための運動指導者です。特に、「自ら見本を示せる実技能力と、特に集団に対する運動指導技術に長けた者」のを言います。私は健康運動指導者の資格を去年取得しました。それまでの道のりを紹介したいと思います。
徳山大学で健康運動指導者及び健康運動指導士を取得したいのであれば、1年生のときのコース分けで、2万円の健康運動指導士コースを選択しなければなりません。このコースは、健康運動指導者はもちろん障害者初級指導者やスポーツリーダーの資格が取得できるものです。

 

 資格取得のためには、1年~3年までに健康運動に関する単位を全部取っておく必要があります。この単位を取っておかないと3年生で健康運動指導者の試験が受けられませんので注意が必要です。1・2年で運動生理学やバイオメカニクスを取っておいて、基本的なスポーツに関する知識や身体の仕組みなどを学んでおくとよいでしょう。またこのとき取っておいたノートはのちのち使えるます。だからノートはしっかりと取っておいたほうが良いと思います。

 3年では実技の練習と試験勉強が中心となります。実技の場合、エアロビクスか水中運動かを選択しますが、私は水中運動を選びました。水中運動を選んだ理由は、エアロビクスと違い水中運動はウォーキングなのでリズム感がなくても対応出来るからです。水中運動の試験では前歩き、後ろ歩き、横歩き、回旋歩き、レッグカール、チェストフライ、バックプッシュダウン、レッグエクステンション、ヒップアダクションなどを行います。歩きに加えてレジスタンス運動(いわゆる筋力トレーニング)を2種類、あわせて5分で行いました。レジスタンス運動は試験当日に2種類提示されるのでその場で全部覚える必要があります。評価対象は、はっきり説明できているか、適切な動きか、対象を気に掛け全体を見れているか、になります。とにかく友達と、先生役と生徒役に分かれて何回も練習しておけば心配ありません。

 

 筆記試験対策として、私は問題集をとにかくやり込みました。ただ、このやり方では問題集の問題しか分からなくなってしまうので、教科書をやり込んだ方が試験に対応出来ると思います。教科書を勉強する際に効果的なのは、太文字部分だけを覚えるのではなくグラフや表を覚えたほうがよいでしょう。実際そちらの方が問題に多く出た印象があります。
 私が健康運動指導者の資格を取得できたのは、スポーツが好きだったからです。スポーツが好きだと勉強をしていて新しい発見に出会いますし、実践に使える知識があるのでとても楽しく勉強できます。スポーツ好きなら是非、健康運動指導者の取得をお勧めします。

 

経済学部4年 古川 祐毅